どうも!ニシドラ(@nishidorablog)です。
冬場は静電気を身近に感じることが多くなります。
その理由は静電気は気温が低く乾燥している場所で起きやすいからです。
服装の素材によっても静電気が起きやすくなります。
「〇と✕は静電気が起きないけど、〇と△は頻繁にバチバチする」という感じに、静電気が全く怒らなかったっり、金属に触れるたびにバチバチすることがあります。

そこで今回は静電気が起きやすい服装の組み合わせを紹介します。
また、洋服の素材によって静電気が起きやすかったり起きにくかったりする理由も解説しています。
静電気が起こる原因について知りたい方は、【ビリっとくるあいつ】静電気はどうして起こるの?原因を解説!を読んでみてください。
静電気が起きやすい服装
静電気は物質同士で摩擦が生じることによって起こるのですが、洋服も例外ではありません。
ですが、洋服の素材によっては、静電気が起きやすかったり起きにくかったりします。
その素材の組み合わせの関係を上の画像で示してみました。
右に行くほどマイナスに帯電し、左に行くほどプラスに帯電します。

帯電とは物質が電気的性質を持つことを呼び、摩擦によって起こり、帯電した物質はプラス(+)かマイナス(-)の電気を持つようになります。
静電気はプラスかマイナスに帯電した物質同士が近づくことによって起こります。
なので、上の画像に示しているのは、隣り合う物質同士では静電気が起きにくく、離れるほど静電気が起きやすくなります。

例えば、毛皮とウールの組み合わせでは静電気は起きにくいですが、毛皮とアクリルの組み合わせだと静電気が起こりやすくなります。
どうして静電気が起きやすかったり起きにくかったりするのかを説明します。
服装の組み合わせによって静電気が起きやすかったりするのはどうして?
組み合わせによって静電気が起きやすかったり起きにくかったりするのはどうしてなのでしょう。
詳しく解説します。
前章で静電気が摩擦によって起こり、物質が電気的な性質を持つことを帯電と呼ぶことを説明しました。
帯電する際に物質がプラスかマイナスの電気的な性質を持つようになるとも説明しましたが、この電気的な性質そのもののことを電荷と呼びます。
プラスに電荷した原子のことを「プラスイオン」、マイナスに電荷した原子のことを「マイナスイオン」と呼びます(下の画像がイメージ)。
電子が移動する個数は物質によってバラバラで、物質同士を比べると違いが出てきます。
ここで、前章で紹介した素材の組み合わせを表した画像を見てみましょう。
この画像の内容を言い換えると、「電子が飛び出しやすいのか・電子を取り込みやすいのか」を表している図ということになります。

わかりづらいかもしれないので簡単に説明すると、毛皮が最もプラスに電荷されて、アクリルが最もマイナスに電荷されるということです。
毛皮とアクリルが近づくと静電気が起こるのですが、それはどうしてなのでしょう。
正解は、洋服同士で「クーロン力」という電気的な力が働いているからなのです。
クーロン力が働くと、物質が電化された際に電子(+と-)が引き合うため、プラスからマイナスへ電子が移動します。
電子が移動するときに物質間で放電が起こるのですが、この放電の正体こそが静電気ということです。
反対に毛皮とウールでは、どちらもプラスに電荷されるので、クーロン力が働かず放電が起こりにくく、そのため静電気が起きません。
まとめ
今回の内容をまとめると以下のようになります。
- 組み合わせによって静電気が起きやすい・起きにくいものがある
- 静電気は物質どうしでクーロン力が働くことで起こる
静電気が起きやすい服装の組み合わせとその理由について解説してきましたがいかがでしたか?
なるべく専門用語を先に紹介してから説明したつもりでしたが、電気の勉強をしたことのない方にとっては、ややこしい内容になってしまいました。

今回の内容を簡単にまとめると、「静電気は洋服同士がこすれることで起こり、相性がある」ということです。
このことだけでも良いので覚えていってください。
冬になると静電気が起きやすいことを体感的に知っているかと思いますが、その理由については知っていますか?
冬場に静電気が起きやすい原因について知りたい方は、どうして冬になると静電気が起こりやすいの?ポイントは気温と湿気?を読んでみてください。
コメント